言葉が遅くて落ち着きがない子の保育園・幼稚園選びのポイント4選

言葉が遅くて意思疎通が難しい上に、落ち着きがなくていつもウロウロしている。そんな状態だと「幼稚園大丈夫かしら?」「保育園に受け入れてもらえるかな?」と不安になりますよね。

ちょっと手がかかる子。先生の目が離せない子の保育園・幼稚園選びのコツを紹介します。

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保育園は認可・認可外ともに入園できないかも

認可保育園はハードルがひとつ高くなる

認可の場合、発達に不安があったり、見守りが必要な子の場合は「入園OK」という連絡が来ても、その後の面接で「園の受け入れ態勢が整ったら当園できます」ということになります。

保育園では、年齢別に先生一人当たりの受け持ち人数が決まっています。しかし、言葉が遅れていたり、落ち着きがない子は担任の先生一人ではケアしきれません。

このため、加配の先生(ケアが必要な子についてくれる先生)が必要になります。この先生の手配ができて初めて通えるようになります。

ですから、認可保育園一本はやめておいた方がいいかもしれません(私の長女は認可に入れないまま、小学生になってしまいました)。

認可外は理解ある園を選ぶ

認可外保育園の場合、園長先生がOKと言えば預けられます。

言葉が遅いこと、落ち着きがなくて手が掛かることを承知した上で、ケアができる保育士(または大人)が居る保育園を選びましょう。

手の掛かる子どもを見たことがない保育士ばかりの園や、理解のない園に預けると、子どもが一方的に責められたり、躾がなっていない!と親が執拗に責められたり、子どもが邪魔者扱いされたりします。

理解のない園に預けると、子どもの心が酷く傷付けられ、大人が苦手な子になったり、できないことが増えてしまったりして、言葉が遅い・落ち着きがないという症状が酷くなります。

ですから、必ず、理解ある園を選んでください。

私の保育園経験談

私は娘が1歳半から保育園に預けていました。転勤のために、あちこち園を点々としましたが、2歳を過ぎたときに言葉の遅れや落ち着きのなさ(他の子との差)を感じるようになりました。

当時、預けていた保育園は短大を卒業したばかりの若くて経験の浅い先生ばかりの園でした。手のかかる私の娘は当時の担任に「世話がかかる!」「言っても聞かない!」「障害児!」と責められ、何も手伝ってもらえず、常に手首を掴んで引き摺り回されるだけ、という日々だったようです(退園後に分かったことです)。

お陰で娘は、当時の担任に似た姿の女性が大の苦手! 甲高い声もダメで、そうした人が居ると逃げだそうとしたり、私の後ろに隠れます。

「障害児はお断りです!認可保育園なら障害児も預かってくれるんだから、そっちへ行けばいいでしょう?」

そう言われて退園を迫られたので、言われたその場で退園を決めて、別の認可外保育園を探しました。運良く見付かった認可外保育園の園長は、顔をみてすぐに「この子は大人から酷いことをされた経験がある子ね。心のケアから始めましょう」と言いました。

子どもの心に深い傷を残してしまったことは、悔やんでも悔やみきれません。保育園は、必ず理解ある所を選んであげてください。

幼稚園は「カミングアウト」が必須条件

私は保育園しか利用していませんが、ケアが必要な子を持つママに聞いた話では「幼稚園はかなり難しい」そうです。

幼稚園は教育機関であって、子どもを預かる福祉施設ではないんです。さらに、未就学児は義務教育ではないので、幼稚園は子どもを預からなくても大丈夫なんですよね。

このため「当園の教育理念に合わない」「専門家がいないので当園では教育できない」というような理由で入園前から断られることが普通にあるんです。

幼稚園に預ける場合は、言葉の遅れや落ち着きのなさを理解し、ケアしてくれる園を選んで預けることになります。

さらに、手厚くケアしてくれる幼稚園には、ケアが必要な子どもが集中しやすく、先生の手が回っていないこともあります。

理解のある所に預けなければ、言葉で自分の意志を伝えられない子どもが辛い思いをしたり、誤った指導を受けて自尊心を失ってしまったり、心に傷を負ってしまったりするけれど、理解ある園が限られている。

こうした現実にぶつかるので、幼稚園に通う場合はできるだけ早くから情報を集めて遠方の園も候補に入れておくようにしましょう。

自治体の療育施設という選択肢も考えよう

言葉の遅れや落ち着きのなさが気になる場合、保育園や幼稚園ではなく、自治体が運営している療育施設という選択肢もあります。

お住まいの自治体に、子ども支援センター、発達支援センターといった名前の組織はありませんか? 子どもの発達について相談できる窓口です。

その組織の中に療育施設があり、未就学児を受け入れて集団生活ができるよう練習することができます。

ここは、模擬保育園(模擬幼稚園)のような所です。少人数制で、通常の保育園や幼稚園よりも大人数の大人がケアしてくれます。

・名前を呼ばれたら返事をする
・先生の話が終わるまで椅子に座っている
・決まった場所にシールを貼る
・折り紙製作
・音楽療法

このようなことを子どものペースに合わせて実施し、少しずつできることを増やしていくことを目標にしています。

幼稚園は難しいかも・・・と思ったら、自治体に相談して自治体の療育施設を見学させてもらうのもいいと思います。

※ただし、希望者が非常に多くて通えないことがよくあります。また、内容が子どもに合わず、通うことが子どもにとって負担になることもあります。

私の娘は、自治体の療育施設の内容は簡単すぎて面白くなく、通うのを嫌がりました。幸い、認可外保育園で素敵な先生達に出会えたので、年長まで認可外保育園に通い続けました。

合わない場合は、ムリして通う必要はないと思います。

入園前に「椅子に座る練習」を済ませておこう

幼稚園に入りたい! という場合、とりあえず「椅子に座る練習」だけは家でしておくことをお勧めします。

言葉の遅れがあったり、落ち着きがない子は、しばしば園内をウロウロ歩き回ります。先生の話を聞くこともできません(私の娘がそうでした)。

このため、まず「指示された場所(椅子)に座る」ということだけでも、覚えさせましょう。そして一定時間は座っていられるように練習します。

これができれば、朝の会も、お遊戯の時間も、自由時間も、集団の輪を乱す行動が減ります。椅子に座っていられるだけで、園側の負担がかなり軽くなります。

子どもも集団に馴染めるようになっていくので、ぜひ、家で座れるように練習してください。

1.オモチャを片付けて、TVなども消す
2.子ども用の椅子とちゃぶ台を用意する
3.「座って」と子どもに言い、座らせる(「座って」という指示と「座る」動作、両方を覚えさせる)
4.座ったら、その瞬間に言葉で褒め、頭を撫でる
5.「おしまい」と言って席を立つことを許す

この繰り返しで、椅子に座ることを覚えさせましょう。「座って=座る」「おしまい=自由にしていい」という言葉を覚えてくれますよ。

この練習は「自由にしていいとき」「自由にできないとき」両方がある、ということも学習してくれます。

もし、口で褒めて撫でるだけでは座ってくれない場合、座った時に一口だけお菓子を与えるのも効果的です。

私の娘はお菓子をほとんど食べさせていなかったので、この練習の時の一口お菓子は絶大な威力を発揮してくれました。

座ること、自由に動けない時間があること。この2つを家で練習してみてください。落ち着きがでてきますよ。

言葉に遅れがあったり、落ち着きがないと保育園も幼稚園も探すのが大変でハードルが高くなります。

しかし、ケアが必要だ、ということを園に伝えていないと、子どもの心に深い傷を負わせる可能性もあります。

家で「座る練習」をしながら、子どものことを理解した上で預かってくれる園を探してください。

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