見た目・容姿では判断ができない発達障害の子に見られる特徴を紹介

私の長女も発達障害(自閉スペクトラム症)ですが、見た目・容姿からは判断ができません。

このため、大集団に混ざっていると他の子と区別が付かず、欲しいサポートを受けられなかったり、誤解されてトラブルになったりすることがあります。

そんな発達障害の子の特徴を紹介します。

※特徴があるから絶対に発達障害!ではありませんし、発達障害かどうかは、医師がいろんな方法で検査した上で診断します。素人判断で勝手に決めつけないようにしてくださいね。

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【特徴1】人との関わり方が独特

人には、大なり小なり、人との関わり方に特徴があって人付き合いが上手い人・苦手な人がいますよね。

ですが、発達障害の子はこの特徴がはっきり出ます。

集団の中にいる子ども達を注意深く観察していると、多くの場合、複数の特徴を併せ持っているのが分かります。

独り遊びしかしない(他の人に興味がない)

誰かと関わるのが苦手だったり、人に興味が無かったりして、独りで誰にも邪魔されずに遊ぶことが好きです。

人には自分の時間は大切ですが「自分の時間しかない」「他人と関われない」という特徴があります。

全体指示がきけなかったり、人の話を聞けない

私の娘は、先生が皆に話し掛ける一斉指示を聞くことが苦手です。

「自分を含めた皆に話をしている」と分かっていないようです。興味のあることであれば積極的に聞くのですが・・・。全体指示がきけないと、補助なしでの集団行動が難しくなります。

また、私の娘にはない特徴ですが、妙に大人びた口調で一方的に喋り続ける子もいます。

いろんな言葉を知っていて頭が良い子に見えますが、意思疎通が一方的で、人と対話することができない特徴を持っています。

同年代の子と一緒に遊べない

心の発達面が送れていて、同年代の子と差があるために見られる特徴です。

私の娘は「自分に合わせてくれる大人」か「自分の指示に従ってくれる年下の子」でないと遊べません。同年代の子と対等に話して遊ぶ、ということができないんですよね。

ですから、お友達ができにくく、通常のクラスでは孤立してしまいます。グループ学習の時に困るんですよね。

そういう時、よく気が利くリーダー系の子が居てくれたり、配慮ができて子ども達をうまくリードできる先生がいると助かります。

【特徴2】空気が読めない系の特徴

思ったことをストレートに言ってしまう

電車の中で「この人くさい」「あの人、太ってる」「あの子、うるさい」など、ズバズバ空気を読まずに思ったことを言ってしまう特徴があります。

私も娘の発言にヒヤヒヤした経験が何度も・・・。思っても言うな!ということをズケズケ言うので、トラブルに発展することがしばしば。相手の気持ちを考えられないんですよね。

これは「電車の中は1の声(小さい声)」「悲しい気持ちになる言葉は使わない」といった、普段からの指摘で「言ってはいけないこと」を覚えさせるしかありません。

気持ちの切り替えができない

これは「もう、おしまい。次のことをしよう」ができない特徴です。

また「外で遊ぶ予定だったけど、雨が降っているからお部屋で読書」といった予定変更ができないことも。

特に、興味あること・好きなことを中断することができないので、漫画やアニメを見たり、ゲームをすると、エンドレスになってしまうことが!

無理矢理ストップすると癇癪を起こしたり、暴力を振るったり、絶叫を上げて大暴れしたりするので、小さい頃から心の切り替えトレーニングが必須です。

状況把握が苦手

私の娘の場合「消しゴムがない」と思うと、例え目の前に消しゴムがあっても「無くなった!」と大騒ぎ!

こうだ、と思い込むと、周囲の情報が全然頭に入らないので正しい判断ができなくて困ります。

状況把握ができないので勘違いし易く、「いじめられた」とか「いじわるされた」「叩かれた(ちょっとした拍子に手が軽く当たっただけ)」といったトラブルを起こしてしまうことも。

落ち着いて周りを見る、というトレーニングをコツコツと積み重ねていくしかありません。

【特徴3】感覚が鈍感だったり、敏感だったり

発達障害の子は、感覚が鈍感だったり、非常に敏感だったりします。

大勢の人がいる所が苦手

人の脳には、雑音と聞き取るべき音を自動的に判別する機能があります。

ですが、発達障害の子の中には、全ての音を同じレベルで聞いてしまう子がいて、大勢の人がいる場所が苦手だったりします。

こういう場合、ノイズカット機能があるヘッドフォンを付けて耳に入る音をコントロールすると落ち着くことがあります。

触られるのが苦手

髪の毛を触られるのが苦手だったり、手を繋ぎたくなかったり、靴下の感触が耐えられなかったり。

物が触れる感触に敏感な子がいます。

有名なのは「抱っこを嫌がる赤ちゃん」です。抱っこされると仰け反って逃れようとする赤ちゃんに「自閉症じゃないの?」と言う方がいますよね。

自閉症や自閉スペクトラム症の子の中には触感が敏感で、嫌がることがあります。

私の娘は、髪を結ぶ時に大騒ぎします。「これくらい大丈夫でしょう?」と親が思うことがダメで「くすぐったい!」「痛い!」と毎朝、大騒ぎです。

髪を短くすれば良いのに、長く伸ばして可愛く結びたい!とのことなので、親子で言い合いをしながら、毎朝、髪をくくっています。

偏食が激しい

味や舌触りに関する感覚が非常に敏感で、偏食が酷いことがあります。

特に困るのが2~3歳といった幼い頃。

成長期で色んな物を食べさせたいけれど、ちょっとでも苦味を感じたら吐き出す。舌触りが気に入らないと全拒否!

イヤイヤ期が重なったりすると、毎日3食全拒否され続けるので、母は心が折れてボロボロに・・・。

私の娘は、2歳の時は「白飯・ヨーグルト・果物」だけで生きていました。貧血一歩手前までいきましたよ・・・orz…

5歳くらいから「これを食べると病気になりにくい(病気は辛いから嫌)」というような、頭を使って食べるようになってくるので、徐々に偏食は減りますが、見た目や食感を変える工夫をずっと要求されるので、結構大変です。

最終的にはサプリメントや栄養補助食品フル活用で、必要な栄養素を体に入れる(ほとんど作業)をするようになります。

痛みや温度に対する感覚が鈍感

ケガをしても気が付かない(出血しているのに分からない)という特徴があったり、暑い・寒いが分からない(鈍感)という特徴を持つ子もいます。

感覚の問題なので、分からない(感知しない)ことはどうしようもありません。

ですから、これは知識として「気温が25度を超える時は半袖」「転んだら、血が出ていないか確認する」ということを覚えさせます。

【特徴4】集中力や注意力が足りない

子どもは楽しいことに集中するのは当たり前です。

幼稚園や保育園の頃はあまり気になりませんが、小学生になってからトラブルになることがよくあります。

・注意力が散漫で、外の様子や他の子のことが気になって授業に集中できない
・集中しすぎて、先生の指示が聞けない(作業を止められない)
・忘れ物が多い
・机の中やロッカーの片付けができない

いくら口で注意しても直るものではないので、サポートの先生が側について指示を繰り返したり、スケジュールを目の前に置いて何度もチェックしたり、「自分は忘れ物が多いから〇〇しよう」と本人が自分で自分の行動に注意を向けるサポートするといった具体的な支援が必要になります。

これを「本人がサボっているだけ!」と言葉で繰り返し責めると、症状は悪化。自信を失って、極度に行動を怖がるようになったり、学校が嫌いになったり、外へ出られなくなったりします。

必要なのは責めることではなく、できるような工夫を探すことです。

【特徴5】学習面の特徴(学習障害)

本人の努力不足、勉強不足と勘違いされることが多いのですが、どう努力してもできない!というのが学習障害です。

・ひらがな、カタカナが書けない
・読めるけれど、漢字が書けない
・マスや線に沿って字を書くことができない
・文を読みながら内容を理解することができない
・一文字ずつでなければ音読できない
・計算ができない

漢字は知っているし、口で応えることができるし、パソコンやタブレットを使って正しい文を書くことができるのに、紙に自分で漢字を書くことができない、といった、特定のことができない特徴があります。

学校で「タブレット学習」が導入されたら問題なく授業についていけるけれど、黒板・教科書・ノート(筆記)という授業はムリ(授業の方法で評価内容が変わってくる)といった特徴があります。

【特徴6】手先の器用さや運動面

体や手先のコントロールが苦手という特徴です。

・筋肉の動きに特徴があって、走ったり飛んだり投げたりする動作が苦手
・バナナの皮を剥こうとすると、バナナを潰してしまう
・スプーンやフォーク、箸がうまく使えなくて、食べこぼしが多い
・折り紙が折れない
・筆圧が弱くて、文字が書けない

これは、作業療法士や理学療法士による療育を受けて練習したり、持ち方などに工夫を凝らした道具を使うことである程度、和らげることができます。

【特徴7】感情コントロールが苦手

よく、癇癪やパニックを起こすといいますよね。それも感情コントロールが苦手な特徴のひとつです。

極端に怖がったり、なんでもないことで怒ったり、興奮するとなかなか治まらなかったり、感情の起伏が激しかったりします。

自分の希望通りに行かなかった時に怒り、泣き喚き、壁にガンガン頭を打ち付ける、というような子も居ます。

私の娘の場合「歯医者が怖くて虫歯の治療ができない」という、結構深刻な影響があります。

口の中(自分が様子を見られない所)に、訳の分からない機械を入れられるし、音がする!怖い!となって、一切、治療ができません。

「治療できるようになってから来て」と5か所以上の歯科医で診療を断られました。もう、全身麻酔で眠らせて治療するしかないのか?!!と思うくらい。

これは、言葉を理解し、状況把握がある程度できるようになってから、小さなことから経験させて、少しずつ「大丈夫」を体験させていくしかありません。

根気がいる作業です。

大切なのは、特徴に合わせた支援

発達障害の子は、脳の機能が一部、普通の人達のように働かないことから「自分の意志ではどうしようもないこと」が特徴として現れています。

口で注意して治るものではありませんし、本人の努力で治るものではありません。

必要なのは、特徴に合わせた支援や、実生活で不自由や不都合・辛さを少しでも感じなくて済むような手助け・対処法です。

十人十色の特徴があり、得意・不得意も様々なので、個別の支援が必要なので大変ですが、その支援があれば、結構、なんとかなったりするものです。

特徴があるのは確かですが、特徴を把握した後の周囲の行動・支えが重要だ、ということを多くの方に知って貰えると嬉しいです。

・・・特に、保育士さんや学校の先生、お医者様には、ぜひ、理解と対処法を知っていただきたいです・・・。

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