発達障害の子供の運動会は楽しい?辛い?私の娘(小学生)の場合

発達障害の子供の中には、運動会の練習や運動会が辛い!という子がいます。時間割通りではないし、イレギュラーばかりの運動会に、どう対応すればいいのか。

私の娘や、娘の友人の経験を紹介します。

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休んでもいいし、途中退席もOKがありがたい

私の娘(小2)は支援学級(情緒)にいます。自閉スペクトラム症と診断されています。

情緒クラスの子は、介助の先生が付いて通常学級の子達と一緒に運動会の練習に参加します(親の希望により、参加しないこともできるようですが、ほぼ、みんな普通学級の子と一緒に参加しています)。

ただ、運動会の練習も運動会も、広いグラウンドで先生がマイクを使って声掛けをしたり、大きな音で音楽を流したりします。自分の立ち位置も把握しにくい特徴があります。

このため、音に敏感な子は音を聞いているだけで疲れたり、混乱しますし、通常と違う環境に興奮してしまって練習に参加できないことも。

こうした時は、列から離れて木陰で静かにクールダウンする時間をもらえると再び練習に参加できることがあります

こうした柔軟な対応を先生に許して貰えると、子供のペースで練習や本番に参加できます。

私の娘はパニックや興奮といった特徴がなく、通常学級の子供達の中に混ざることができます。しかし、言葉の理解が遅れているので先生の指示の意味が解らず、競技のルールがわかっていないことがよくあります

ただ、音楽を聴き、先生の振り付けを真似ればOKというダンスは超得意! 音楽も振り付けも、一回の授業で完璧に覚えるそうで・・・、これはめちゃくちゃ張り切って踊ります。

運動会では、ルールを覚えて動く競技や、徒競走は苦手ですが、ダンスのように得意なものもあるので、私の娘は楽しんで参加できています。

練習は別メニューで

ここだけは先生にお願いしたのですが、ルールを覚えなければならない競技は、普通学級で練習する以外の時間にマンツーマン&実践で教えてもらいました

特訓ですね。介助の先生に例を見せてもらったり、何度も繰り返して体を動かしてルールを覚えるよう、練習してもらいました。

ルールさえ理解すれば、動くことはできます。また「ルールが解らない!」という辛さから解放され、「自分もできる!」と自信を持って運動会に参加できます

苦手意識が強くなってしまう前にフォローをしてもらえるとネガティブにならずに済みます。ここは先生方に感謝です。

本番はみんなと一緒がありがたい

本番は娘には介助の先生が付かず、普通学級の集団の中に混じっていました。

娘は言葉の理解が遅かったり、全体指示が聞けなかったり、突然かけられた言葉にすぐ反応できない、というような特性があります。

しかし、周囲の様子を見て、それを真似ることはできます。ワンテンポ遅れますが、みんなに付いていくことはできます。

また、運動会の時はクラスの子はもちろん、上級生達が「誘導係」「案内係」など色々な役割を担っており、ぼんやりしていたり、一人座らず突っ立っている娘を甲斐甲斐しく世話してくれます。

先生に急かされるよりも、友達やお兄さん・お姉さんに優しく促される方が気分が乗りやすいというのもあるため、私の娘は集団に放り込まれている方が助かります。

クラスの子や、上級生の理解・優しさに感謝です。こうした周囲の助けがあると、安心して運動会に参加できます。先生達の指導力に感謝です。

ダンスは超得意!

自閉スペクトラム症の特徴のひとつ、音に敏感な点がプラスに働いているのかな? と思うのですが・・・。

音楽を聞き分け、体を動かすダンスは保育園児の頃から本当に得意です。保育園のリトミックの先生いわく、娘には絶対音感がある、そうです(私は壊滅的な音痴ですし、夫もダンスのセンス0です)。

このため、ダンスは一度の練習で完璧に記憶し、ノリノリで踊ります。背が低いこともあって前列に立つので、来賓席や敬老席などのお客様の視線を浴びやすく、広報担当のカメラにも写りやすいんですね。

子供って、カメラを向けられると張り切りませんか? 私がPTAの広報部に所属しているので、カメラを持ってダンスの前列を移動しながら撮影するのですが、娘は満面の笑みで張り切って踊ってくれます。

こうした姿を見るだけで、母は涙が出ます・・・。

リレーは早い子と一緒に走りたい

ダンスは誰にも負けない自信があるものの、リレーは遅いです。

走れなくはないのですが「絶対1位になる!」という気がなく、「勝たないといけない」「これは勝負だ」ということも、イマイチ飲み込めていない様子(でも、「勝った」ということは嬉しいらしい)。

運動会の徒競走は1位、2位、3位、と順位によって点数が付きます。このため、同じ組の足が速い子と一緒に走らせてもらうと、娘の組がビリになってしまう、ということを回避できます。

さらに、同じ組の子が傍で一生懸命走っていると「自分も遅れてはいけない!」と思うらしく、今回の運動会では6人走って4位でした。ありがたい!

こうした、ちょっとした工夫がありがたいです。

お昼は大切な休憩時間

娘の小学校では、昼休憩が1時間あり、親子が一緒にお弁当を食べます(土曜日に運動会があるので給食がなく、遠方から通っている子供もいるため自宅に帰って食べることはなし)。

この昼休憩は娘にとって、貴重な休憩時間です。集団の中で緊張し、興奮し、アドレナリンでまくり~! の頭を休ませる大切な時間になります。

「ママ、抱っこ~!」なんて言いながら、一緒にお弁当を食べたり、お菓子を食べる。リラックスすることで午後の元気を養います。

興奮しやすく、パニックになりやすい子は親が車で学校に連れてきているのですが、昼食は車の中の静かで慣れた環境で摂り、クールダウンする情緒学級の子もいます。

子供が必ず食べる献立を考え、お弁当を家族全員分作り、友達と交換できるお菓子を持参するのは大変ですが、子どもにとっては大切な時間なので、母、頑張ります!

応援も、応援団の姿を見て頑張る

自閉スペクトラム症の娘は、基本的に真面目です。「こんな風にやります」と指定されたことは守らないといけない!と思い、頑張って守ろうとします。
※親との約束は「え~~~~面倒!」なんて言いますが、先生や先輩の言うことは聞きますね。

このため、運動会名物、応援合戦の時に応援団長や応援団のすぐ近くに配置されると、めちゃくちゃ元気に真似します。見よう見真似で体を動かすことは得意で、本人も好きなのでとても楽しかったそうです。

ただ、動くのが苦手な子や、大きな音(笛やドラム・太鼓を叩く音)が苦手な子は一番後ろや、児童応援席などで介助の先生と一緒にいます。

子供に無理強いしない方針というのが助かりますね。

まとめ

運動会は練習の段階から子供に合ったサポートを受けられ、苦手意識が強くならなければ楽しく参加できると思います。

また、特性に合わせて自由に離脱したり、クールダウンの場を与えてもらえると辛く感じません。

そして、クラスメイトや上級生の優しい手があると子供は素直に、気持ちよく運動会に溶け込めます。ここは先生達の指導方針・指導力が関わってくるかな?

多くの人達のサポートのお陰で娘は小1、小2と楽しい運動会の思い出が作れました。母は、PTAの広報部という形で少しでも恩返しできれば・・・と思って毎月学校に足を運んで先生達と積極的に交流するようにしています。

やはり、人と人の繋がりが大切。そう感じる運動会でした。

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