自閉スペクトラム症の特徴「気持ちがわからない」に少し反論したい

自閉スペクトラム症の特徴として「相手の気持ちを理解できない」というものがあります。

でも「全く理解できない訳ではない」と感じたことがあったので紹介します。

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妹を思い遣る心は持っている

わが家には、自閉スペクトラム症と診断された長女と、発達に遅れがない次女がいます。

ある日、姉妹でジャンケンをして遊んでいました。が、何度ジャンケンしても次女が勝てない!(ジャンケンのパターンが決まっているので、相手がその気になれば勝ち続けることができる)

長女が勝ち続けていたのですが、ついに次女が大泣き! いや、ジャンケンで負けて泣くなよ、と母は思ったのですが・・・

長女「次、グー出すから、パーだしな」

長女はそう言って、負ける選択をしたのです。

自閉スペクトラム症の特徴である、負けるのが大嫌い!!!の長女が自ら負けを買って出たんですよね。母、ビックリです。

経験を記憶している

実は、これ、いつも次女が取っている行動なんですね。

長女は負けるのが大嫌い! 朝起きてトイレに行くのも誰よりも先に行きたいし、「ごはんよ~」と声を駆けられたら一番にテーブルにつきたい。お風呂に入るのも一番がいいし、とにかく、負けるのが嫌いです。
(負ける、の基準が独特で「そんなこと勝ち負け関係ないでしょ?」ということまで、勝負事になってしまう)

負けるとギャンギャン泣き叫び、自分が勝つまでやり直し!!! と喚くんです。母はこれを許さないのですが、次女は「じゃぁ、もう一回。今度は勝たせてあげるから」と譲ってあげるんです。
(妹に譲ってもらって喜ぶ姉ってどうよ!!!)

どうやら、これを記憶していたよう。それで、いつも自分がやってもらっていることを妹にやってあげよう、と思ったようです。

優しくすることができる

気分次第なのかもしれませんが、自閉スペクトラム症で強烈な負けず嫌いでも人に優しくすることができるんです。

相手がどんな風に感じているのか(明確な態度で示されれば)察知することができ、過去の経験から譲ってあげる、ということができるんですね。

自閉スペクトラム症でも気持ちをくみ取って優しくすることができる。

そのために「親切にされるという経験」は無駄じゃない。母が「そんなことしてあげなくていいよ!」と思ってしまう妹の対応も、実は長女の中にしっかり残っている。そして、同じ事を誰か他の人のために実践することができる。

そんな風に感じました。

母も、ガミガミ叱るだけじゃなくて「甘いなぁ」と思う「受け入れる対応」を取る必要があるんですね。その優しさの積み重ねが長女の行動を変えていくのかもしれません。

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