発達障害を理由に退園を迫る保育園と受け入れる保育園の違い

長女には言葉の遅れがあり、それを理由に保育園退園を迫られました。

しかし(運が良かったこともあって)直ぐに受け入れてくれる保育園がありました。この保育園の違い(どちらも、認可外保育園)を書き連ねてみます。

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保育士の年齢

長女が退園を迫られた保育園は、若くて綺麗で独身の保育士さんばかりでした。園長も若い独身者で、子育て経験がある保育士がいませんでした。
(各地にチェーン展開している保育園で、園長も雇われている園長でした)

一方で、長女を受け入れてくれた保育園は、保育士の平均年齢が高め。退園させられた保育園の保育士+10歳くらいの保育園です。

家族経営(母親が園長、子が保育士(主任)、孫が登園しているというような小規模の保育園)で、勤務している先生達も開園当時から居る人や、5年以上勤めている方ばかり。

  • 退園を迫られた保育園:見た目が綺麗でキラキラ輝いている感じ
  • 受け入れてくれた保育園:地味で古い感じ

パッと見た感じに、こうした違いがありました。

保育士の経験と知識

長女が退園を迫られた保育園では、保育士が若いだけあって、保育士としての経験が非常に浅い方ばかりでした。

さらに、長期間勤めている保育士や育児経験のある保育士がいないため、先輩となる保育士が存在しないという特徴がありました。

また、保育士が直ぐに辞めたり、園長も1~2年で変わっていくチェーン展開している保育園の特徴(?)があり、そこの園で経験を積んでいる保育士がゼロでした。

子育て経験なし、保育士としての経験が浅い、子どもの発達に関する知識があるように見えない、そんな保育士さんだった、ということに、退園した後で気付きました。

一方、長女を受け入れてくれた保育園では、保育士さんには保育士としての経験が5年以上あり、多くの保育士さんに子育て経験がある。

さらに、園長や主任には障害児の預かりに理解があり、接し方に対する信念(?)もあって、希望があれば毎年受け入れているという状況でした。

もちろん、障害に対する知識を持っており、十分な対応策を知っていなくても「なんとかサポートできないものか?」と前向きに考えてくれる姿勢がありました。

この保育士の質・レベルが大きな違いでした。

保育士の定着率

長女に退園を迫った保育園には、ベテランの保育士がいませんでした。保育士は長くても2年で居なくなります。

毎年、年度の途中でも先生がいなくなる特徴があり、日々、顔を合わせる保育士が違うのが普通でした。

一方で、長女を受け入れてくれた保育園は、家族経営ということもあり、保育士さんの顔は変わりません。

英語やリトミックの先生もずっと同じで、兄弟ずっとお世話になっている、というママは「保育士や先生は家族の一員」といった様子でした。

受け入れてくれた保育園は、ずっと同じ保育士・先生が定着していて、腰を据えて経験を積んでいる。そんな特徴がありました。

保護者にとってのメリット

預ける側にとって都合がいい保育園というのがあります。

例えば、365日いつでも預けられる園(土日祝祭日、お盆や年末年始無関係の園)だったり、1日何時間でも預けられる園だったり、病児でも別室で預かってもらえる。

こうした特徴があると、シフト勤務のママなんかは熱烈に希望しますよね。長女に退園を迫った園はこうした「保護者にとって多くのメリットがある保育園」でした。

しかも、お弁当・布団不要、オムツの持ち帰りもない、親に負担をかけない保育園だったんです。ただ、これは裏を返せば保育士に大きな負担が掛かることでもあります。

長女を預かってくれた保育園にはこうしたメリットがありませんでしたが、保育士の労働環境を考えると、過剰な保護者のメリットは不適なのかもしれません。

長女に退園を迫った保育園に保育士が定着しない理由、若い保育士ばかりだった理由は、こうした親に配慮しすぎた園の体制(保育士の労働環境)が大きく影響していたのかもしれません。

そこに、手が掛かる園児が来ると運営に支障をきたす、というのは確か・・・。後から思えば、長女に退園を迫った保育園では、保育士も辛い思いをして働いていたのでしょうね。

普通から外れた子は面倒

これを言うと反発を招くかもしれませんが、今は保育園に子どもを預けたい人が大勢居ます。例え、一人、二人入園を断ったとしても、次々に「預けたい!」という人が出てきます。

これは、園が園児を自由に選べる状況である、とも言えます。

  • 面倒な子は断って、楽に預かれる子を選びたい
  • 手が掛からない子を預かる方が運営が楽でいい
  • 保育士の負担が大きくならないようにしたい

こんな本音が保育園側にあってもおかしくないと思うんですよね。

発達障害の内容や遅れは子どものよって実に様々。

他害がある子は他の園児と必ずトラブルになりますし、多動の子は園の外へ飛び出していく事があります。また、排泄コントロールに遅れがある子の場合は、常に気を配ったり、着替え・掃除といった手間が掛かります。

発達に遅れや障害がある子どもは確実に手がかかり、保育士にとって負担となり、トラブルの原因になる可能性も高いです。

こうした子どもはお断り。そういう園があるのは事実です。保育士不足・保育士の経験不足が問題になっている今、どうしようもない問題なのかもしれません。

療育に行けばいいだろう? 普通の保育園に混じるなよ!

そういう意見もあります。障害児は普通の子に迷惑をかけるな!そんな発言がネット上で見られます。

残念なことに、療育の体制が整っていないのが現実なんです。また、子どもの発達の遅れや障害は、本当に発達障害なのか単純な遅れなのか判断が付かず、障害児認定できないケースが非常に多いのです。

障害児認定されていない子を、障害児をケアする施設で全部受け入れる、なんていうことができるはずもなく・・・。

発達に遅れがある子どもの行き場がない。そんな状態に陥るわけです。親がずっと家で面倒を見続けられるならいいのですが、経済的にも難しいですし、家に閉じ込めることが子どもの発達にいい影響を与えるとはいえません。

発達に遅れや障害がある子どもは手がかかるけれど、だからこそ、手を掛けて社会経験をじっくり積み、スキル獲得に時間が掛かるところをサポートして欲しい。そう親は思うんですよね。

もちろん、子どものケアやサポートを保育園任せにしてはいけません。親は親としてやるべきこと、サポートの柱になるべきだと思います。

親は頑張ります。ただ、そのサポートをしてくれる所がもう少し増えてくれたら嬉しい。発達に遅れがある子や障害がある子を排除しないエリアが増えて欲しい。そう思います。

まとめ

長女は「言葉の遅れがある」「全体指示がきけない」「みんなと一緒に行動できない」こう指摘されて退園を迫られました。

他害があったり、多動でトラブルを起こした訳でもないのですが、保育士の手に余ったそうです。

しかし、運が良かったこともあって受け入れてくれる保育園が見付かりました。比較すると、保育園の体制や保育士の質に大きな違いがありました。

保育園・保育士が不足し、さらに療育も限られている今、発達に遅れや障害がある子ども(発達の遅れが指摘されていなくても、トラブルを起こしやすい子ども)が通える保育園には限りがあります。

辛い現実ですが、この事実を受け止めながら子どもにとって一番いい環境を探す努力・保育園を見極める目が親に求められているのだと思います。

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