【自閉スペクトラム症】子どもが小学生でも高校受験を考える

自閉スペクトラム症と診断された娘は4歳の頃から発達障害の子OKの塾に通っています。

小1の時に塾で「お母さん、今から高校受験を考えておいてくださいね」と言われました。半分以上は、塾を続けさせるためのセールストーク(だと思う)。

でも、実際、それくらいの覚悟がいるなぁ、と思ったという経験談です。

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小学生だけど、高校受験の準備が始まっている

長女は学習指導とSST(ソーシャルスキルトレーニング)を週一回、塾で受けています。お陰様で、なんとか小さなトラブルだけで学校に楽しく通えています。

ただ、苦手なことはできるようになるまで非常に時間がかかります。また、どうあがいても難しい(攻略法を現在、探しているところ)ということもあります。

どんなに努力しても、できないことがある。人の十倍以上努力して初めて少しだけできるようになる。

それが発達障害の子です。だから障害のない子のように「本気だせば、一年後には成績超絶アップ!」なんてことがありません

中学生になってから努力すればなのとかなる訳ではありません。

できるようになるのに膨大な時間が必要だから、小学生の頃からコツコツと努力し、実力の底上げをはかる。

悲しいのは、コレをしたから必ず高校受験が可能になる訳ではなく・・・。どうなるか分からないけれど、多分、努力を続けていた方が、できることが増えるだろう、という予測のもと、努力を続けるんですね・・・。

自閉スペクトラム症だからこそ、スタートは早く!

自閉スペクトラム症の子は、言葉の理解に遅れがあったり、人とコミュニケーションをはかるのが苦手です。

・知的障害がなくても、言葉の理解が遅れているために学習面でつまづく。
・言葉の理解が遅れているので、人の言葉が理解できなくてトラブルになる。
・言葉で自分の意志を表現することが苦手なので、誤解を招きやすい。
・場の空気、行間、暗黙の了解など、目に見えないものが理解できない。

こうした自閉スペクトラム症の子の特性は本当に治りません。娘を見ていると治る気がしません・・・。それらを理解する脳細胞が娘の中に存在していないように感じます。

赤いセロハンを貼ったメガネを掛けている人に「12色の色水を作った後、虹が架かる海と山を描きなさい」と言っているようなものです。

こういう時はこうする。こういう場面ではこうしておくといい。そんな、対処法を頭の中の引き出しに沢山入れておき、場面に応じて答えを引き出しから引っ張り出して実行する(答えを引き出しに入れる作業と、間違えずに取り出す訓練を繰り返す)。

こんな作業をし続けないと行けないので、スタートは早いほうがいいのです。

療育手帳を持てたなら・・・

自閉スペクトラム症の子でも、知的な遅れがあれば療育手帳をもらえることがあります。療育手帳があれば、知的障害がある子ども向けのサービス・サポートが受けられるんです。

特別支援学校に通うことができ、自立するための知識や技術を身に付けるための指導を受けられ、就職のサポートを受けることもでき、知的障害に理解ある職場に就職することも(一般から就職を目指すより)有利です。

このメリットは高校受験の時に大きく影響してきます。療育手帳があれば(中学生から対策を取ることで)通常の高校も受験可能ですし、特別支援学校の高等部を受験することもできます。

特別支援学校の高等部に入学できると、就職して自立することを目指す訓練が受けられ、就職先を探すサポートも受けられます。

発達障害のためにサポートが必要な子どもにとって、こうした就職サポートがある学校は必要不可欠だと思います。社会との繋がりを持ち続けるためにも、欠かせません。

療育手帳があれば、こうしたサポートを受けられ、将来の道が広がっていくのです。

療育手帳が取れなかったら・・・

療育手帳が取れなかった場合、大きな問題になってくるのは高校受験とその後の就職です。

小学校・中学校の特別支援学級は手帳がなくても在籍可能です(地域によるかもしれませんが)。

ただ、高校は特別支援学校の高等部を受験できない(入学資格がない)ので、一般の高校を受験するか、通信制や定時制などの学校を選ぶことになります。

そして、就職についても自力で情報を集めることになります。一般枠でいくか、障害者の枠でいくか考え、その両方を受ける人も多くいます。

しかし、一般枠で就職したとしても発達の遅れ・障害に理解を得られず、退職を余儀なくされたり、無理が続きストレスが溜まって自ら退職することになったりすることもあります。

また、障害者枠で就職を目指しても、医師による診断書を自分で取得し、自分で障害を説明し、自分で自分に障害があることを証明する必要があります。

なお、精神障害者保健福祉手帳という手帳がありますが、これは精神障害がある、という手帳です。

発達障害や自閉スペクトラム症を対象としたサポートとは、少々、サポート内容が異なりますし、精神障害という言葉が一般の人から理解を得にくくなっている現実もあります。

全ての人にあらゆるサポートを! というのは不可能ですが、境界域に位置する子どもにとって、このサポートの有無・差は人生を大きく左右する差なんですよね。

とにかく、親と本人が必死になって情報を得ようと右往左往し、なにか少しでも希望を見いだせる進路・進む道がないか探しているところです。

毎日、あらゆる事情について「コロンブスの卵」状態。後から思えば「どうしてXXXしなかったんだろう。そうすれば、こっちに道が直ぐ見付かったのに!」と感じることも多々。

でも、何も分からない。ゼロからのスタートで、全て手探り状態で情報を探し続け、役所の人ですら理解していない制度を探し出して理解しようと法律やガイドラインなどを読みあさり、それによって受けられるサービスを探す。

結構、親として疲れます・・・。なんか、こう、もうちょっとスッキリ情報にアクセスできる窓口はないものか・・・。時々、愚痴をこぼしたくなることがあります。

高校の選択肢をチェック

子どものことで一番悩むのが高校進学です。

一応、高校卒業資格は持たせたい(欲を言えば、その後、短大や専門学校で何か資格を取らせたい)と思います。

で、療育手帳がもらえるか、もらえないか。この境界域にいる子どもの場合、手帳を貰えなかった時のことを考えると幅広く高校をチェックしておく必要があります。

で、高校を探してみると種類はかなり多くあるんですね。

  • 普通科
  • 単位制
  • 専門学科
  • 総合学科
  • 高等専門学校(5年制)
  • 定時制(4年)
  • 通信制
  • サポート校

卒業資格が得られるか。卒業後の進学・就職などにサポートがあるかどうか。これは学校によって異なるので一概には言えませんが、幅広く探していくと選択肢はたくさんありそうです。

子どもの成長・変化に合わせ、世の中の変化を察知しながら将来を流動的に考えていく。こうした対応が必要ですね。

大変ですけど、今は情報を得るのは比較的簡単です。そこから情報を取捨選択する能力・判断力が必要ですね。

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