抱っこで赤ちゃんが仰け反ると自閉症なのか?原因と障害の見極め方

赤ちゃんを抱っこしていると、時々、仰け反る・えび反りになる、といった反応を見せることが! 実は、これは自閉症の症状のひとつなんです。
赤ちゃんが抱っこで反る原因と、障害の見極め方をASDの子を育てている母が紹介します。

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自閉症の子が抱っこで反る理由

自閉症の赤ちゃんは、抱っこを嫌がって体を反らせることがあります。
これは、感覚が過敏だから。

感覚がとても敏感で、触れられただけで「痛い!」と感じたり、「服などが擦れて気持ちが悪い!」と感じるから、嫌がって体を反らせるのです。

もし、ママが抱っこするたびに赤ちゃんが嫌がって体を反らせたり、えび反りになる場合は要注意!自閉症や自閉スペクトラム症の感覚過敏の可能性を頭に置いておいてください。

ただ、この嫌がるのが永遠に続く訳ではありません。成長と共に、徐々に落ち着いてくることもあります。

決してママが嫌いで嫌がっている訳ではありませんし、ママが悪い訳ではありません。不快感を訴えてきているのだ、と思ってくださいね。

自閉症ではないけれど、嫌がる原因

抱っこを嫌がるから絶対に自閉症という訳ではありません。次のような理由で、抱っこを嫌がることがあります。

たまたま機嫌が悪かった

赤ちゃんも人間です。機嫌が悪いことがあり、言葉で訴えられないので、泣いたり態度で訴えてきます。

その訴え方のひとつに、体を仰け反らせるという行動が!たまたま、機嫌が悪い時に体を仰け反らせることもあるので、極たまに体を反らせるだけなら、障害を疑う必要はないですよ。

服がチクチクする

着ている服の素材によっては、抱っこの時にチクチクして不快感を感じることがあります。

嫌な感覚を感じると赤ちゃんは抵抗します。仰け反って「イヤだ!」と教えてくれることが!この場合は、仰向けに寝かせている時に背中がチクチクしたり、腕などがチクチクして嫌がることもあります。

服の素材は赤ちゃんの肌に優しいものを選んであげてくださいね。

抱っこする人が腕時計をしている

抱っこする人が腕時計をしていると、抱っこされた時に服越しに時計が当たって痛いので、赤ちゃんが体を仰け反らせて嫌がることがあります。

腕時計の他にも、荷物を持っていたり、服のデザインによっても赤ちゃんが嫌がることが。

できるだけ赤ちゃんの肌を刺激しない格好で抱っこしてあげてください。

抱き方が気に入らない

単純に、抱っこの仕方が気に入らない時も赤ちゃんは仰け反ることがあります。

縦抱っこが好きな赤ちゃんは横抱っこを嫌がりますし、横抱っこでママの顔を見たい時は仰け反ったり泣いたりして訴えてきます。

もし、仰け反るようなら抱き方を変えてみてください。意外に、すんなり落ち着くこともありますよ。

もう少しで寝返りする

寝返りの練習をしている赤ちゃんは、ママが抱っこしている時でも体を動かし、仰け反るような仕草を見せることがあります。

寝転がっている時に寝返りしようとしている時期なら抱っこの時に仰け反っても心配しなくていいこともあります。

抱かれたくない

ある程度、自由に動けるようになってくると、自由に自力で動き回りたくて抱っこを嫌がることがあります。

寝返りや寝返り返りができるようになったら、抱っこを嫌がることが。手足をバタバタと動かして機嫌良く遊んでいる時は抱っこせずにそっとしておくといいですよ。

自閉症なのか、違うのか、見極め方

自閉症などの障害なのか、そうでないのか、見極め方を知りたい!と思う方は多いですよね。

まず、赤ちゃんの時に「これは自閉症だ!」と断定するケースは稀です。

ただ、自閉症などの障害がある場合は、複数の「あれ?」と感じる点があります。仰け反るだけじゃないんですよ。

・人の目を見ない
・空中をボーッと見続ける
・声をかけても反応しない
・耳を塞ぐ
・特定の音を極端に嫌がる
・服や布団の感触を嫌がってしばしば泣く
・ミルクや母乳を飲む力が極端に弱い
・十時間以上、連続して寝続ける
・夜、全く寝ないでずっと起きている
・泣かない(手がかからない子)
・独りでずっと遊んでいられる
・親などを求めることがない
・後追いをしない
・喃語などの言葉が出ない

これらは一部ですが、抱っこで仰け反る以外に、紹介した事柄の複数が当てはまるなら、要チェック。

母子手帳などにメモして記録しておいてください。

自閉症だと思った時の対応

自閉症だと思ったら、次のようなことをしてください。

・気になったことを細かくメモ(月齢、状況、赤ちゃんの行動など)
・乳児健診で相談(保健師に一応、相談)
・小児神経科医に相談
・療育施設を探しておく

気になることは、全て記録しておきます。もし、自閉症だった場合は、数年間、赤ちゃんの時の情報が必要ですから、必ず細かくチェックしておいてください。

そして、一応(役に立たないこともありますが)、乳児健診で保健師に相談してみてください。

自治体によっては、子どもの発達支援センターなどがあって、そこに小児神経科医が定期的に相談に来てくれることが! 無料で診てもらえることがあるので、ぜひ、発達支援センターは上手く活用してください。

※自治体の子どもの発達を支援してくれる部所は、心理相談、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、小児神経科医などが居て、専門的な相談を継続的にしてもらえることがあります。多くの場合、無料か安価に診て貰えるので、かなり貴重です!

日本小児神経学会のHPに、小児神経科医や療育を受けられる施設の一覧が掲載されているので、参考にしてみてください。

自閉症と診断されるのは3歳以降

気になる症状があると、障害なのか違うのか、早く知りたい!と思ってしまいますよね。

でも、残念ながらほとんどの場合は、障害の診断は早くても3歳以降。多くは就学前後です。理由は、幼すぎると子どもが検査を受けられないから!

自閉症は、次のようなことを総合的に判断して診断します。

・親が気になっている点
・医師が本人と話をしてみた結果
・子どもが一人で遊んでいる様子
・子どもが集団の中で遊んでいる様子
・発達に関する検査の結果

これだけのことを総合的に判断して自閉症かどうかが診断されるんです。だから、赤ちゃんでは診断できません。早くても3歳。多くの場合が小学校に上がる前や上がってから、診断されます。

ですから、赤ちゃんの時に気になることがあっても直ぐには答えが出ません。じっくりと気になる点をチェックしながら、3歳くらいまで様子を見てみてください。

自閉症か分からなくても対策したい!

自閉症かどうか、早くても3歳以降、多くが小学校入学前後に診断できると紹介しました。

しかし、発達に問題がある場合は極力早く療育を受けて対処した方がいいと言われています。

療育というのは「その子が苦手なことを把握し、どうすれば苦手を減らして行けるか」を考えていくこと。目が悪い人に合うメガネを探す作業と同じ。苦手を見付けて、対処法を探していくことです。

自閉症かどうか分からなくても、家庭療育や(全額自己負担の)民間の療育施設に通うことでケアできます。

筆者の子は自閉スペクトラム症ですが、家庭療育の本を使って家庭でケアし、さくらんぼ教室という発達に特徴がある子が通う民間の塾に通っています。

気になる方で、早くなんとかしたい方は、家庭療育や塾を利用してみてください。

<民間の塾など>
さくらんぼ教室
四谷学院
LITALICOジュニア

<家庭療育で参考になる本>




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